僕がフリースの存在を初めて知ったのは、たしか1987年のビーパルの記事だったと思う。
その記事には、Patagoniaが独占販売してたフリース(Patagoniaではシンチラって呼んでた)が、他社にも供給されるようになったとあり、色んなメーカーのウェアが紹介されてた。
調べてみると、フリースはPatagoniaとMalden Mills(現Polertec)が共同開発し、1985~1987年はパタゴニアが独占販売、その後、他社への供給が始まったようだ。
僕の最初のフリースは、90年頃に叔父からもらったPatagoniaのシェルドシンチラジャケットだった。
その少し前にもらったAlberta(キャラバン製みたい)のダウンジャケットよりも暖かく、濡れに強かった(Albertaのダウンジャケットの表地はコットン100%で濡れやすかった)ので、冬はこればっかり着てたのを覚えてる。
97年頃にユニクロからフリースが出始めたので、当時貧乏学生だった僕は飛びついたが、パタゴニアのそれとは大違いで作りも簡素ですぐに毛玉ができてしまい、みすぼらしくなったので、すぐ着なくなってしまった。
社会人になり冬のボーナスでThe North FaceのMountain Light Jacketを買った時に、その内側に連結(zip in zip)するためのフリースを買ったが、デザインが微妙だったので、フリース単体で着ることはなかった。
その後、The North FaceのDenali Jacketに一目惚れして、スノボや山登り、タウンユースで着倒した。7~8年は着たと思う。肩とか肘など痛みやすいところに布が当ててある事、ポケットが多くて小物を入れやすいことが良かった。
Denali Jacketがボロボロになったので次のフリースを探してた所、PatagoniaのR2 Jacketを海外通販で見つけて買った。
R2 Jacketは細身のシルエットでありながら伸縮性があるので動きを妨げないし、何より暖かい。それでいて通気性も良いから汗もよく抜けるので、冬場のトレッキングとかバックカントリーで使うのにピッタリだ。もう10年ぐらい着てる。
そして最近加わったのが、この前買ったUNIQLO and Engineered Garmentsのフリースプルオーバー。
まだそんなに寒くないから着てないけど、紅葉ハイクとかに着て行こうと思う。
フリース以外にも良いミッドレイヤーがあるみたいだけど、マフマフした肌触りが好きだから、これからもフリースかな。